一言で介護職の仕事と言っても、施設や働く環境によって様々です。

有料老人ホームや特別養護老人ホームなど入居型の施設の場合は身の回りのサポートからイベントの開催、面会に来た家族への対応などが仕事になります。身の回りのサポートは食事や入浴、排泄の手助けをして、利用者が快適な生活を送れるように介助するのです。要介護度が低く、元気な高齢者が居る施設なら積極的にレクリエーションを行ったり、外出をするときの付き添いなどを行うケースもあります。どのような介護を行っていくのかは施設に在席しているケアマネージャーと話し合い、最適な方法を見つけ出すことが重要です。
また入居型施設は24時間体制の介護なので、夜勤があります。夜間に高齢者の見回りをして、異常がないのかを確かめます。夜勤の勤務時間が長いときには、仮眠の時間も確保されているので安心です。

デイサービスやデイケアなど通所介護の仕事では、施設に訪れた利用者の介護をします。比較的介護度は軽い人が多く、スタッフの負担が少ないのが魅力です。
食事のサポートや入浴、トイレに一人で行けない場合は付き添いをします。毎日レクリエーションなども行い、通所している高齢者を楽しませるのも仕事の一つです。
高齢者を預かるのは昼間だけで、夜勤はありません。一日のスケジュールはあらかじめ決められていて、サービス提供がスムーズに行われればほとんど残業はありません。プライベートを大切にしたい、家庭との両立をしたい人にも人気です。