介護現場は事務員、ケアマネージャー、看護師、介護職、送迎の運転手など様々な職種の手で成り立っています。その中でも一つの職種の職員が欠けることや情報が上手く伝達されないことで、利用者の方にも迷惑が掛かり上手く現場が回らなくなってしまいます。
そのため多職種との連携は必要不可欠です。
連携のコツは、細かい情報は都度伝達し情報共有をすること。各部署・職種の考えがあったところでその考えが共有することができていなければ何の意味もなくなってしまいます。
具体的な共有方法は、インターカムなどの通信機器を導入することで常に連絡を取れるようにする、定期的に会議やミーティングを行い日々の出来事を話し合うなどの方法があります。情報を共有することで、各職種で仕事内容は違えど相手の現状を把握し次の行動に移すことが可能です。
素早く次の行動に移しやすくなることで、時間に余裕が生まれ、職員同士でのコミュニケーションを落ち着いてとることができます。そうすることで、職場内に和やかな雰囲気ができ職員だけではなく認知症の利用者にも落ち着いた雰囲気が伝わり、日常生活の不安感を軽減することができるでしょう。
多職種との連携はどこの職種の方にも必要不可欠のもので、日々意識しておくことでどんな職場でも生かすことができるものです。
コミュニケーションを常にとることは人間関係の構築の大前提。介護の仕事に興味のある方は技術の習得も大切ですが、同じ職場の仲間とのコミュニケーションの時間も大切にしましょう。